整体院晴々 山形院 奥山です
本日は「膝の変形・痛み」についてお話します。
ある時こんな質問をいただきました。
「日本は膝が痛い人が多いの?」
日本は正座や和式の生活であるため、膝痛を抱えている人が多いと感じている方も多いでしょう。
実際はどうなのか
わかっている範囲でお話ししたいと思います。
日本は膝痛の有病率が特別に高いわけではありませんが、比較的多い傾向があるとされています。特に高齢者の膝痛(変形性膝関節症など)の割合は、他国と比べても高い水準にあるという研究があります。
🔹 日本で膝痛が多い理由(主に高齢者)
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高齢化率の高さ
日本は世界でもトップクラスの高齢社会です。膝痛は年齢とともに増えるため、高齢者が多い日本では必然的に膝痛を訴える人も多くなります。 -
正座や和式生活の文化
正座や床に座る・しゃがむ動作が日常的にある文化は、膝への負担を増やすことがあります(ただし、若い世代では減少傾向)。 -
女性に多い
日本では中高年女性の変形性膝関節症の有病率が非常に高いことが、疫学調査(例:ROAD study)で報告されています。
🔹 世界と比較すると?
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アメリカや欧州諸国と比べても、日本の膝関節症のX線的有病率は高いという研究がいくつかあります。
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ただし、実際に「痛みを感じている人の割合(症候性)」はそれほど差がないとも言われています
✅ まとめ
項目 | 日本の特徴 |
---|---|
膝痛の訴え | 比較的多い(特に高齢者) |
変形性膝関節症の有病率 | 世界でも高い部類(特に女性) |
痛みの訴え | 他国と同等かやや多め |
文化的要因 |
正座・床生活が膝に影響する可能性 |
要するに
レントゲン等検査で膝の変形(O脚等)は指摘される方は多いが、痛みを抱えている割合は他国とそれほど変わりはないというデータです。
ここから何が言いたいか
「膝の変形があるから必ず痛みがあるとは限らない」ということです!
整形外科を受診してこんなことを言われたことはありませんか?
「膝が変形しているので痛みがあります。年齢だから仕方ないですね」と
実際は膝の変形があったとしても、痛みが出ると決まったわけではありません。
膝の変形・痛みで悩んでいる方は痛みが取れないと諦めていませんか?
痛みなく生活できる可能性も大いにあります!
ぜひ痛みのない生活を送るためサポートさせてください。
ではまた書きます