整体院晴々 山形院 奥山です。
本日は股関節の前側の痛みについてお話します。
最近、股関節の前側が痛く、足が上げにくい・起きるときに突っ張って痛いなど多くの悩みを聞きます。
実際どういう状況なのか それによって引き起こされることは何か
少しご紹介します!
股関節の前側を主に「鼠径部」といいます
鼠径部(そけいぶ)が硬くなると、骨盤や体全体のバランスにさまざまな影響を与えることがあります。以下に詳しく説明します。
🔸 鼠径部とは?
鼠径部とは、太ももの付け根で、お腹と脚の境目にあたる部分です。解剖学的には以下のような筋肉や構造があります:
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腸腰筋(腸骨筋+大腰筋)
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縫工筋
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大腿直筋(大腿四頭筋の一部)
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鼠径靭帯
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血管・リンパ節
これらの筋肉が硬くなると、骨盤周囲の動きに大きく影響します。
🔸 鼠径部が硬くなる原因
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長時間座る生活(デスクワーク、車の運転)
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運動不足
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ストレッチ不足
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筋膜の癒着
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スポーツによる過緊張(サッカー、ダンスなど)
🔸 鼠径部が硬くなると骨盤にどう影響するか?
① 骨盤が前傾する(反り腰)
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腸腰筋が短縮すると、腰椎(腰の骨)が前に引っ張られ、骨盤が前傾します。
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これにより腰のカーブ(腰椎前弯)が強くなり、反り腰になります。
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結果として、腰痛や股関節の違和感を引き起こしやすくなります。
② 骨盤の動きが制限される
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腸腰筋や大腿の筋肉が硬くなることで、股関節の可動域が狭くなります。
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骨盤のスムーズな前後・回旋運動ができなくなり、歩行や運動の質が低下します。
③ 骨盤の左右のバランスが崩れる
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片側だけが硬い場合、骨盤が左右非対称に引っ張られ、骨盤の傾きやねじれが起こります。
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それに伴い、腰・背中・肩・首などにも悪影響が連鎖的に生じることがあります(いわゆる「体のゆがみ」)。
鼠径部が硬くなると骨盤が前に傾きます。
そうすると腰椎が反ってしまうんです。腰痛の原因になります!
反り腰を治すため、腰を頑張って丸めようとストレッチ等している方が多くいらっしゃいますが、鼠径部の硬さを取らないと反り腰は治りにくいかもしれません。
ちょうど鼠径部が硬い感じがする 痛い 突っ張る
という方はいずれ腰痛を引き起こす可能性大です!
ぜひご相談ください!
ではまた書きます。