突然肩が痛くなり、寝る時も痛くて寝れない!
痛くて肩が動かしにくくて家事がやりにくい!
病院で診察を受けると「四十肩」または「五十肩」と診断されることがしばしばあります。
これは40代~50代で発症しやすい肩の痛みということで言われるようになった言い方で
正式名称は「肩関節周囲炎」と言います。
肩関節周囲炎になり受診すると、痛み止めをもらって様子見て下さいと言われるばかり…
痛くて動かせなくて困っているが放置している人も少なくありません。
少しでも肩関節周囲炎について知っておきましょう!
肩関節周囲炎(いわゆる五十肩・四十肩)は、自然経過で回復していくことが多い疾患ですが、進行は段階的で、数か月~1年以上かかることもあります。
典型的な経過は 3つの時期 に分かれます。
肩関節周囲炎の経過(3期)
① 炎症期(急性期・疼痛期)
期間目安:発症〜2〜3か月(長いと6か月)
主症状
- 何もしなくても痛い(安静時痛)
- 夜間痛が強い(寝返りで激痛)
- 痛みで眠れない
- 動かすと鋭い痛み
- 徐々に可動域が減る
体内で起きていること
- 関節包・滑膜に炎症
- 滑液増加 → 内圧上昇 → 強い痛み
👉 最もつらい時期
この時期の重要ポイント
- 無理な運動は悪化しやすい
- 痛みを抑える治療が中心
② 拘縮期(凍結期・フローズン期)
期間目安:3〜6か月頃〜6〜12か月
炎症が落ち着き、代わりに硬さが主役になります。
主症状
- 安静時痛は減る
- しかし動かない
- 腕が上がらない
- 背中に手が回らない
- 着替え・洗髪・結帯動作が困難
可動域制限の特徴(典型)
特に制限される順番
- 外旋(後ろに開く)
- 外転(横に上げる)
- 屈曲(前に上げる)
👉 「痛み→硬さ」に主役が交代する時期
体内で起きていること
- 関節包が縮む(線維化・癒着)
- 関節が物理的に縮んでいる
ここから 本格リハビリ期
③ 回復期(解凍期・Thawing phase)
期間目安:発症後1年〜2年
徐々に可動域が戻ってきます。
主症状
- 痛みはかなり軽減
- 少しずつ動くようになる
- 生活動作が改善
- 可動域がゆっくり回復
👉 ただし 完全回復しない人も20〜30%
凍結期に肩が動かなくなることを「凍結肩」と言います。
痛いから動かさずに様子見ていた となると一気に硬くなり、痛みが引いたころには肩が動かしにくくなってしまいます。
肩関節周囲炎の際は、痛くても動かしておくことがとても大切になります!
痛みが強いので無理はしていけませんが、ある程度可動域を確保しておくと早い回復も期待できます。 これは血液循環がよくなるからですね!
知らぬ間に肩が上がらなくなってしまった・・・
と後悔する人も多くいます。 病態を知っておいた方が悪化の予防ができます。
肩の痛みがあるからと動かさず放置はしないようにしましょう!







